お部屋探しは計画的に

育った環境とは異なる地域で働くことを決めた社会人にとって、一人暮らしの部屋探しは今後の生活に大きな影響を及ぼします。
職場と部屋が近いと、通勤時間を抑え休息時間に充てることが可能ですが、終電の時間を気にする必要がないため残業を任される可能性も高くなります。また、終電に乗り遅れた同僚がいれば泊めてくれと頼まれる可能性もあるでしょう。加えて、職場で夜間にトラブルが発生した際、様子を見に行くよう指示されることもありえます。
しかし、勤務先から遠のくと、通勤するために早く家を出る必要があり、終電に乗り損ねればタクシーやホテルを利用することになりかねません。
規則正しい生活を送るには、夜間騒がしい地域は不眠の原因になるため避けるべきです。そのため、アパートより家賃が多少高くても、騒音や振動が伝わりにくい素材で作られたマンションを選ぶのが良いでしょう。また、部屋を探している際は、昼だけでなく夜の雰囲気も確かめておくことも大切です。近くに飲み屋などがあれば、夜な夜な酔っぱらいに困らせられる可能性もあるからです。
看護師の場合、夜勤があるため暗くなってから出勤することもあります。そう考えると、安全面でも車で通勤できる職場を探すのが良いでしょう。ただし、都心で駐車場完備の物件は家賃が高いため、徒歩圏内にコインパーキングがある場所を探す必要があります。
女性が一人暮らしをする場合、周辺の治安にも注意しましょう。近くに交番があれば、いざという時に安心です。もし車での通勤ができないようであれば、安全面を考えて駅の近くにある物件を探すなどの工夫が必要でしょう。